理学療法士が解説!筋肉痛について

こんにちは!エターナルフィットトレーナーの野呂 章洋です。

今回は筋肉痛について解説していきたいと思います。

筋肉痛が起こるメカニズムについて

結論から言うと、筋肉痛のメカニズムははっきり解明されていません。

現在では、筋肉を激しく動かした時に「筋線維」が傷つき、それを修復する時に炎症が起こることで引き起こされるという説が有力です。

筋肉痛には二種類あり、

私達が一般的に言う筋肉痛は「遅発性筋肉痛」と言い、運動をした数時間後から数日後に起こるものを指します。
先にもお話ししたように、傷ついた筋線維が修復する時に引き起こされるのが原因と言われています。

もう一つは「即発性筋肉痛』です。

運動した直後や早ければ運動している最中に起こる筋肉痛です。激しい運動をして筋肉に強い負荷がかかり、過度の緊張状態が続くと、血の巡りが悪くなるため、筋肉の代謝物である「水素イオン」がたまりやすくなって筋肉痛が起こります。

筋肉痛のタイムラグって本当にあるか?

筋肉にかける負荷が高ければ高いほど、激しい筋肉痛が短い時間で発生することが分かっています。つまり負荷が低い場合、筋肉痛はゆっくりとやってくることになります。また、筋肉痛の発現が遅くなるのは、運動不足で毛細血管の発達が不十分となり、修復に必要な物質の運搬が遅れることや年齢よりも「普段どれだけ筋肉を使っているか」や「伸縮に強い(損傷しない)筋肉の質か」が大きな理由になるということです。なので、普段から運動不足で筋肉にストレスをかけていない方だと運動の負荷によっては若い方でも2~3日遅れで筋肉痛になるのは当然に起こりうることです。

筋肉痛を回復させるポイント

・痛みの出ている部位を温かい濡れタオルなどで20分ほど温める。

・熱感や痛みが強い場合は、患部を15分〜20分ほどアイシングする。

・痛みが落ち着いてきたら、患部をゆっくりストレッチしたり、筋膜ローラーなどでほぐす。

・筋肉を作る材料である、タンパク質やアミノ酸の代謝を助けるビタミンB6を摂取して筋繊維の修復をサポートする。

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