脂質異常症

メディカルフィットネスが解説!脂質異常症のための運動

脂質異常症とは?

脂質異常症とは

脂質異常症とは、血液の中の総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリドの異常値を示す病態のことを言います。生活習慣病のひとつされています。

コレステロールの違い

肝臓で作られたコレステロールは、リポタンパクの一種であるLDLとくっつき、体内に運ばれます。

「LDL」はコレステロールを体内に運ぶ運び屋なのです。

一方で、余分なコレステロールはリポタンパクの一種であるHDLに回収され、肝臓に帰ってきます。

「HDL」はコレステロールを回収する回収屋なのです。

それぞれの基準

脂質異常症を診断するためには、血液検査が必要になります。

LDL(悪玉)コレステロール:140mg/dL以上

HDL(善玉)コレステロール:40mg/dL未満

中性脂肪(トリグリセリド):150mg/dL以上

出典:厚生労働省のHP   https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-004.html

脂質異常症のための運動

脂質異常症になってしまうと、動脈硬化から心臓疾患や脳血管疾患に繋がりやすくなります。

その予防のためにも、運動は推薦されています。もちろん、運動だけではダメで、食事療法と組み合わせることで最大の効果が期待できます。

運動は薬とも呼ばれています。

①運動の効果

運動をすることによって期待できる効果

・HDLコレステロールが増える

・LDLコレステロールが減る

・中性脂肪(トリグリセリド)が減る

・動脈硬化の予防

個人によって効果は様々なようですが、運動することで、HDL コレステロール(善玉コレステロール)が増加することがわかっています。

HDLコレステロールが増えることで、全身から血液の中のコレステロールを回収してくれます。

これによって、動脈硬化の予防となるのです。

②運動の種目

有酸素運動

レジスタンストレーニング(筋トレ)

有酸素運動には、ウォーキングやジョッギング、トレッドミル歩行、フィットネスバイクや水中運動があります。

筋トレでは、主に身体の中の大きい筋肉(胸、背中、下半身)を中心に行います。

エターナルフィットおすすめの3種目を紹介します!

レッグプレス

チェストプレス

ラッドプルダウン

③運動の強度

有酸素運動は中強度(最大酸素摂取量の50~60%)

筋トレは10~15回できる重さ

④運動の時間

1回の運動で30~60分

有酸素運動は20~30分以上

⑤運動の頻度

1週間に2日以上、できれば3~4日が推奨されています。

ただし、これらは個人差があります。詳しくは医師やトレーナーとご相談ください。

脂質異常症のための運動の注意点

高齢者

ご高齢の方は、高血圧などの他の病気を持っていたり、日によっての体調が異なったりします。

そのため、運動前に血圧測定をすることや、体調がすぐれない時には運動を中止したりしましょう。

かかりつけ医への相談が必要なことも

脂質異常症と診断される方は、そのほかにも「高血圧」や「糖尿病」などを合併している場合もございます。そのため、運動前には事前にメディカルチェックを勧めています。

エターナルフィットでは、入会時にこれらの既往を確認し、必要な方には、併設クリニックである「グッドライフクリニック西町南」でのメディカルチェックをお願いしております。

また、定期的に採血し、血液データを基にした食事、栄養指導、運動指導も受けることができます。

まとめ

・運動を行うことで、脂質異常症の改善につながる

・運動には有酸素運動と筋トレの二つがある

・何よりも無理をしないで続けることが大事

  1. 脂質異常症
PAGE TOP