理学療法士が教える!猫背改善エクササイズ

チーフトレーナーの野呂 章洋です。

もうすぐ12月に入ります。札幌市では雪虫の大量発生が落ち着きました。

先週初雪も観測され、冬到来ですね!

これからどんどん寒くなってきます。

体調管理に気をつけていきましょう!

前日ある方から『猫背に悩んでいるの…治るかしら?』と言われました。

結論から言えば、治るものと治らないものがあります。

なんともあやふやな答えになってしまいましたが、解説します。

治らない猫背とは、背骨が自体が拘縮(関節が固まってしまう状態)している場合は治りません。対して、治る猫背とはどんな状態のものなのか?

それは、筋肉の硬さや筋力が弱いことで起こる猫背のこと。

筋肉の硬さが原因で猫背を誘発している代表的な筋肉は、腸腰筋が挙げられます。他にも猫背を誘発する要素がる筋肉はたくさんありますが、ここでは腸腰筋に絞って話していきます。

腸腰筋は股関節の前面に付着している筋肉でこの腸腰筋が硬くなることで、骨盤を前方に傾けます(前傾)。骨盤が前傾することで、重心は前にいきますが、骨盤だけが前に倒れると前方に転倒してしまいます。前方への転倒を抑止するために、胸椎を後湾させてバランスを保ちます。

では、硬くなった腸腰筋を伸ばせば、猫背を改善できますね!っていう単純な話ではありません。それは、筋肉は体重がかかっている状態ではある程度の緊張が発生しています。なので腸腰筋をある程度の緊張状態にすることが大切です。

そこで今回は、腸腰筋をほぐしながら鍛える(良い緊張状態)エクササイズをご紹介したいと思います。

1)四つ這い股関節伸ばし

(やり方)

四つ這いになり、股関節を交互に後ろに伸展していきます。

この際に注意してほしいポイントは、腰を反らないこと。

股関節を伸展する際に腰が反ってしまうと腰回りの筋肉に負担がかかり、腰痛の原因になってしまいます。

最初は5〜10秒間キープできるようにやりましょう!

2)股関節割り

(やり方)

四つ這いの状態から足を大きく開いて膝を90°にします。

両肘を前について、股関節を後ろに引いていきます。

この際に腰を丸めないように胸を張って後ろに引きましょう!

ゆっくり息を吐きながら引いていきます。回数は10回くらいやりましょう!

上記2つのエクササイズは、エターナルフィットのインスタグラムやホームページのブログの中でご紹介しておりますので、詳しく知りたい方は見てみてください!

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